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6月, 2015の投稿を表示しています

体内でウイルス生産?

 6/8の日経新聞朝刊に「細胞が放出『エクソソーム』、がん進行・転移に関与」と題する記事が出ていました。この記事によると,エクソソームとは細胞が作るカプセル状の物質で,直径50-100 nm,内部にRNA断片を含むものであり,多発性骨髄腫のがん細胞で作られ,細胞外へ放出されたエクソソームが血管の内側の細胞に作用し,血管新生を促していることが分かったそうです。  これって,体外から侵入してくるウイルスが感染を引き起こすメカニズムと同じですね。

第11回水環境フォーラム in 岡山 開催のお知らせ

第11回水環境フォーラム in 岡山が開催されます。 今回のテーマは『水環境中での抗生物質と耐性菌について考える』で,水環境,下水での抗生物質検出状況,耐性菌発生の問題,そして対策についてご紹介いただきます。 日時: 2015 年 7 月 4 日(土) 13時30分~16時30分 場所: オルガ5階会議室「スカーレット」      (岡山市北区奉還町1-7-7,岡山駅西口から徒歩5分) 詳しくは こちら(→)

カメの産卵

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 今日,近くの公園で珍しいものを見ました。ふと木の根元を見てみると,ミドリガメが後ろ足で土を掘り起こしていました。卵を産んでいたようです。  ウミガメが砂を掘って卵を産むことは知っていましたが,ミドリガメも同じだったんですね,知りませんでした。   しばらく目を離している間にカメはいなくなっていました。掘り返していた場所を見てみると, 元通りになっていて,掘り返した場所がどこかも分からないくらいでした。  産卵場所の近くには池があって,親ガメはその池から来たのだと思いますが,池までの距離はおよそ15m。卵からかえった子ガメたちもてくてく歩いて池まで行くのでしょうね。

論文アクセプトされました

 今年春に大学院を修了した佐藤くんが書いた論文がWater Science and Technologyにアクセプトされました!  内容は,凝集+化学酸化(オゾン処理)+藻類培養で構成される新しい下水処理の開発に関するもので,この論文では凝集と藻類培養についてまとめています。藻類培養ではカロテノイドの一種,アスタキサンチンを生産し,室内実験での連続培養で1 Lの下水から4 mgのカロテノイドを回収できたことを報告しています。

促進酸化処理ワークショップ in 京都

 もう一週間前の話になりますが(最近,とくに時間が経つのがはやい...),京都大学にて第2回目となる促進酸化処理ワークショップを開催しました。国内,そして海外からも第一線の先生にご参加いただき,現在取り組んでいる研究や,普段疑問に思っていることなどをご紹介いただきました。  学会での発表にくらべ,より深くお話をきけたり,じっくりと意見を交換したり,とても刺激的でした。こういう会っていいですよね!