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6月, 2016の投稿を表示しています

セミが

先ほど,今年初めてセミの声を聞きました。 もうそろそろ梅雨が明けるんでしょうかね,そして夏が来るんでしょうね。

AIネットワーク化検討会議 報告書2016

機械化された社会に関する本の感想を書いたところですが,ちょうど昨日,総務省AIネットワーク化検討会議の報告書が公開されたようです。 報告書はこちら( → )。 この会議では,人工知能(AI)がネットワーク化された場合の「目指すべき社会像,AIネットワーク化の社会・経済への影響・リスク,当面の課題等」について検討されています。 目指すべき社会の基本理念の一つとして,以下の項目が掲げられています: 「個人が人間としての尊厳をもった自律的な主体としてAIネットワークシステムを安心して安全に利活用することにより、豊かさと幸せを感じられること。」 我々の尊厳の源は何か,何に対して豊かさ・幸せを感じるのかを真剣に考えた議論が必要ですね。 ※変化に適応するために,我々自身が豊かさ・幸せの定義を改めていくことも必要かもしれません。 また,報告書の中で,求められる能力と教育とに関し,以下のように書かれています: 「これまで求められてきた能力やスキル等が今後は通用しにくくなる(中略)、AIネットワーク化の進展に伴って変化する社会に適応していくための能力開発・技能習得が求められることとなるものと考えられる。」 「人間に求められる能力が単なる認知能力(読み、書き、そろばん)から非認知能力(事業再編成能力、コミュニケーション能力、全体をデザインする能力等)にシフトすることが示されているが、AIネットワーク化の進展を見据えて、これらの能力の育成のために、初等教育から高等教育までを通じて体系的な教育・訓練が可能となるよう教育改革が必要となるであろう。」 現在の在学生さんは,自分たちが生きている間にこんな社会が来ることを認識しているでしょうか。とても心配です。 教育についてもしっかりと考えておかなければいけません。

プレイヤー・ピアノ

カート・ヴォネガット Jr の「プレイヤー・ピアノ」(浅倉久志訳,早川書房)を読みました。 1952年に書かれたSFです。 機械がどんどん利口で便利になった社会での話。 管理職と特別優秀な技術者からなるエリート層と,機械によって仕事を奪われた多くの市民との間に埋められない格差が生じています。 機械による生産の効率化によって,一般市民は安価に家財を購入できるようになり,社会保障も充実していますが,心の充足感がありません。 主人公の言葉: 「 われわれは,事実上,この人たちからこの世で彼らにとって一番大切なものを取り上げたんだ-自分が必要とされている,役に立っているという気持ち,自尊心の土台になるものをね」 半世紀以上も前に書かれた小説ですが,これから先の未来を予測しているようで,いろいろと考えさせられる本でした。

第13回 水環境フォーラム in 岡山

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13回目になる「水環境フォーラム in 岡山」を開催します。  日時: 2016年7月9日(土) 13:00-16:45  場所: オルガ5階会議室(岡山市北区奉還町1-7-7) 今回は「水環境中の化学物質と生態影響」と題して,国立環境研究所・山本裕史先生ほか,全4名の方にご講演いただきます。 詳しくはこちら(↓)。

4学期制です

今年度から,岡山大学では4学期制が導入されました。 これまで週に1回,15週にわたって実施していたものを半分の8週でやることに。 ですので,1回の授業時間が2倍の180分になりました。 180分話し続けた後はクタクタで,まるでぼろ雑巾のようです... でも,私立大の先生方はもっとやっていらっしゃるのですよね。 私もがんばります!